北海道の一戸建てに欠かせない「除雪」と「屋根雪下ろし」
雪害と高所作業の危険性を正しく知る
北海道の冬は、美しい雪景色と引き換えに、住まいにとっては過酷な季節でもあります。
特に一戸建て住宅では、
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敷地内の除雪
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屋根に積もる雪への対処
を怠ると、**雪害(せつがい)**と呼ばれるさまざまなトラブルにつながります。
この記事では、
「なぜ除雪や屋根雪下ろしが必要なのか」
「放置すると何が起きるのか」
「高所作業の危険性」
について、北海道の実情に即して解説します。
一戸建ての除雪は「生活インフラを守る作業」
敷地内除雪が必要な理由
北海道の一戸建てでは、以下の場所の除雪が日常的に必要になります。
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玄関アプローチ
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駐車場
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敷地内通路
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物置・給湯器周辺
これらを放置すると、
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転倒事故
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車の出入りができない
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配管や給湯器の凍結・破損
といった問題が発生します。
除雪は「見た目の問題」ではなく、生活を守るための作業なのです。
除雪を怠ると起きる雪害とは?
雪害の代表例
北海道で実際に多い雪害には、次のようなものがあります。
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❄️ 落雪による人身事故
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❄️ 雪の重みによるカーポート・物置の倒壊
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❄️ 建物の歪み・雨漏り
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❄️ 室外機・給湯設備の故障
特に注意が必要なのは、屋根に積もった雪です。
屋根雪下ろしが必要になる理由
北海道の雪は「重い」
北海道の雪は、地域や時期によっては水分を多く含んだ非常に重い雪になります。
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新雪:軽く見えても量が多い
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根雪:時間とともに圧縮され重量増加
屋根に大量の雪が乗ると、
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建物に常に負荷がかかる
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屋根材や下地が傷む
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雪庇(せっぴ)ができ、落雪リスクが高まる
といった状態になります。
雪庇(せっぴ)は特に危険
雪庇とは、
屋根の端からせり出すように張り出した雪の塊のこと。
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見た目以上に重い
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突然、音もなく落ちる
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人や車に直撃すると大事故
実際、北海道では
屋根からの落雪事故・死亡事故が毎年発生しています。
屋根雪下ろし=高所作業という危険行為
高所作業の主なリスク
屋根雪下ろしは、単なる雪かきではありません。
れっきとした高所作業です。
主な危険性は、
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滑落(屋根からの転落)
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雪と一緒に落下
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はしごの転倒
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単独作業による発見遅れ
特に、
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60歳以上の方
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慣れていない方
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一人作業
は、事故リスクが非常に高いとされています。
「毎年やっているから大丈夫」は危険
よくある声として、
「毎年自分でやっているから慣れている」
というものがあります。
しかし実際には、
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その日の気温
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雪質
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屋根の凍結状態
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体調や反射神経
が少し違うだけで、事故は起こります。
経験がある=安全ではありません。
プロに依頼するという選択肢
近年、北海道では、
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除雪作業
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屋根雪下ろし
を専門業者に依頼する家庭が増えています。
理由は、
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安全対策(命綱・複数人作業)
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建物を傷めない技術
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万一の際の保険対応
など、「安全をお金で買う」という考え方が広がっているためです。
まとめ|雪対策は「事故が起きる前」に
北海道の一戸建てにおける除雪・屋根雪下ろしは、
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生活を守るため
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建物を守るため
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何より「命を守るため」
に欠かせない作業です。
特に屋根雪下ろしは、
無理をせず、危険を感じたら専門業者に相談することが大切です。
「まだ大丈夫」ではなく、
「何か起きる前に動く」
それが、北海道の冬を安全に乗り切る一番のポイントです。