賃貸物件退去時のハウスクリーニングとその費用・負担割合

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2025年03月14日

賃貸物件退去時のハウスクリーニングとその費用・負担割合


1. はじめに

賃貸物件を退去する際、多くの人が直面するのがハウスクリーニングの費用負担です。
「退去時に高額な請求を受けた」「どこまで掃除をすればよいのかわからない」といった不安を抱えている方も多いでしょう。本記事では、退去時のハウスクリーニングの基本、費用相場、負担割合のルールについて詳しく解説します。適切な対応を知ることで、余計な出費を防ぎ、スムーズに退去するための知識を身につけましょう。
 
 

2. 退去時のハウスクリーニングとは?

ハウスクリーニングの目的

ハウスクリーニングとは、賃貸物件を次の入居者が快適に住めるよう、専門業者が行う清掃作業のことです。主に以下のような作業が含まれます。

  • 床や壁の拭き掃除
  • キッチン(換気扇・シンク)の清掃
  • 浴室・トイレの除菌・カビ取り
  • 窓やサッシの拭き取り
  • エアコンの内部清掃(オプションの場合あり)

貸主(オーナー)や管理会社が業者に依頼し、費用を請求されるケースが一般的です。
 

 

3. ハウスクリーニングの費用相場

ハウスクリーニング費用は、物件の広さや設備によって異なりますが、おおよその相場は以下の通りです。

物件の広さ 費用相場
1R/1K 15,000円〜30,000円
1LDK/2DK 30,000円〜50,000円
2LDK/3DK 40,000円〜70,000円
3LDK以上 50,000円〜100,000円

また、エアコン清掃や害虫駆除が追加されると、
 1台あたり8,000円〜15,000円程度がプラスされることもあります。



4. 費用の負担割合とそのルール
 

国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」

賃貸契約におけるハウスクリーニング費用の負担は、**「国土交通省のガイドライン」**を基に判断されます。このガイドラインでは、以下のように整理されています。

  • 通常の使用による汚れや経年劣化 → 貸主(オーナー)が負担
  • 故意・過失による汚損・破損 → 借主(入居者)が負担

クリーニング費用の契約条項

ただし、多くの賃貸契約書には「退去時にクリーニング費用を借主が負担する」という条項が含まれています。契約時に確認し、納得の上で署名することが重要です。

一方で、契約書に明記がない場合は、上記のガイドラインに基づき、貸主負担となる可能性もあります。



5. クリーニング費用を抑える方法

事前に自分で清掃する

借主が事前に徹底的に掃除することで、請求額を抑えられる場合があります。特に以下のポイントを重点的に掃除しましょう。

  • キッチンの油汚れを除去
  • 浴室のカビ・水垢を落とす
  • 窓やサッシの汚れを拭き取る
  • フローリングのホコリや傷を補修

クリーニング費用を事前に確認する

退去前に管理会社に「クリーニング費用がいくらかかるのか」を確認しておきましょう。また、見積もりを依頼できる場合は、比較検討するのも有効です。

トラブルを避けるために写真を撮る

退去時のトラブルを避けるために、清掃後の室内を写真に残しておくと、過剰請求の際に証拠となります。



6. まとめ

賃貸物件退去時のハウスクリーニング費用について、以下のポイントを押さえておきましょう。

  • ハウスクリーニングの費用相場は15,000円〜100,000円程度
  • 負担割合は契約内容によるが、国交省のガイドラインも考慮される
  • 事前に掃除をすることで請求額を抑えられる
  • 退去前に費用を確認し、写真を撮ることでトラブルを防ぐ

退去時のスムーズな対応のために、契約内容をよく確認し、適切に準備しておきましょう。

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