「札幌で暮らしたいけど、賃貸がいいのかな?それとも家を買ったほうがいいのかな?」
この質問、実は非常に多いんです。
不動産業を40年以上やってきて、札幌という土地を見てきた私だからこそ言えること――それは、「人によって答えは違う」ということです。
…でも、それじゃあ答えになっていませんよね。
今回は、それぞれの“向いている人”の特徴や、札幌という街の特徴を踏まえて、リアルな視点でお話ししてみたいと思います。
🔑 賃貸が向いているのはこんな人
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転勤や引っ越しの可能性がある人
札幌は地方都市の中でも“転勤族”が多い街です。企業の支店や本社もあり、転勤のある職種の方が短期間住むには、やはり賃貸が柔軟です。 -
生活スタイルがまだ定まっていない人
たとえば、独身でこれから結婚するかもしれない。あるいは職業や働き方が変わるかもしれない。そういう方には、賃貸で身軽に動ける方が合っています。 -
メンテナンスや修繕を自分でやりたくない人
賃貸なら基本的な修理は大家さんや管理会社が対応してくれます。持ち家だと全部自己責任。この点をどう捉えるかは大きなポイントです。
🏠 購入が向いているのはこんな人
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長期的に札幌に腰を据えて暮らすつもりの人
「ここにずっと住みたい」という明確な意思がある方には、購入が非常に有利。札幌の住宅価格は、東京や大阪に比べてまだ“手の届く範囲”であり、選択肢も豊富です。 -
老後を見据えて「住まいの安定」を重視したい人
定年後の家賃払いが不安、という方も多いです。ローンを完済してしまえば、固定資産税と維持費だけで済むのは大きな魅力です。 -
家族が増えたり、ペットを飼いたいなど制約の少ない暮らしをしたい人
分譲マンションや戸建てなら、音の問題や改装の自由度も増え、自分たちらしい住まいが実現しやすくなります。